【11月22日 AFP】国際通貨基金(IMF)のクリスティーヌ・ラガルド(Christine Lagarde)専務理事は21日、ハンガリーがIMFと欧州連合(EU)に金融支援を要請したことを明らかにした。

 ラガルド専務理事は声明で、「IMFはハンガリー政府から金融支援の要請を受けた」と述べた。声明によると、ハンガリーはIMFと欧州委員会(European Commission)による支援を金融危機の予防措置として活用する方針だ。

 ハンガリーは、ユーロ圏債務危機や、オルバン・ビクトル(Orban Viktor)首相が推し進める経済政策の影響で、信用不安が懸念されている。

 最近公表された統計によると、ハンガリーが抱える債務の対実質国内総生産(GDP)比率は6月末時点で75%だったが、9月時点では82%に増えた。政府は、ハンガリーの通貨フォリントの下落が原因だとしている。(c)AFP