【11月21日 Relaxnews】欧州で、ホテル料金の下落傾向が続いている。ホテル評価サイト「トリバーゴ(Trivago)」が15日に発表した11月の欧州ホテル1泊室料は、スタンダード・ダブルルームが平均112ユーロ(約1万1600円)で、前月よりも12%安くなっている。

 トリバーゴに掲載された上位50都市のうち、41都市で宿泊料金が下落。なかには、室料が3分の1近く下がった都市もあった。

 たとえば、ローマ(Rome)の宿泊料金は前月から32%下落して116ユーロ(約1万2000円)に、イタリア・フィレンツェ(Florence)は30%下がって106ユーロ(約1万1000円)、ポルトガルの首都リスボン(Lisbon)は28%下落の85ユーロ(約8800円)、チェコの首都プラハ(Prague)は27%下落した79ユーロ(約8200円)だった。

 イタリアで最も人気の高い観光地の1つ、ベネチア(Venice)は、前月比で44%減と大幅に下落。平均宿泊料金は145ユーロ(約1万5000円)まで下がった。

 トリバーゴが発表した、2011年11月現在で宿泊料金が最も高い欧州の上位5都市は以下のとおり。

1位 ジュネーブ(Geneva、スイス) :228ユーロ(約2万3700円)
2位 ロンドン(London、英国) :205ユーロ(約2万1300円)
3位 オスロ(Oslo、ノルウェー) :177ユーロ(約1万8400円)
4位 パリ(Paris、フラウス) :166ユーロ(約1万7300円)
5位 ストックホルム(Stockholm、スウェーデン) :160ユーロ(約1万6600円)

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