【9月5日 AFP】トヨタ自動車(Toyota Motor)は4日、ハイブリッド車(HV)の基幹部品を中国で生産する方針を明らかにした。世界最大の自動車市場である中国で売り上げ増を狙うが、日本の自動車メーカーがモーターや電池などのHV基幹部品の海外生産に踏み切るのは初めて。

 トヨタ広報はAFPの取材に対し、中国市場で環境対応車の売り上げを伸ばす経営戦略があると語った。既に、中国国内での自動車生産について中国当局からの承認を得たという。同社は2009年まで中国でプリウス(Prius)の第2世代モデルを製造していたが、基幹部分は日本から輸出していた。

 日本経済新聞(Nikkei)によると、中国自動車大手の中国第一汽車集団公司(China FAW Group)との合弁で、早ければ2012年にも第3世代プリウスの中国生産を開始する予定。基幹部品は江蘇省常熟(Changshu)にあるトヨタの研究開発センターで生産するが、組み立て工場は明らかにしていない。

 中国での環境車の生産は米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General Motors)や独フォルクスワーゲン(Volkswagen)も計画しているが、基幹部品の現地生産については、技術流出を恐れて慎重な姿勢を示している。(c)AFP