【3月25日 AFP】東京電力福島第1原子力発電所の事故の影響で日本の農作物から放射性物質が検出されたことを受け、欧州委員会(European Commission)は24日、「最も影響が大きい地域」から出荷された日本産の輸入食品・家畜飼料について、放射線検査を義務付けることを決定した。

 放射性物質がEUが定める暫定基準値を超えていないことを証明する日本政府の証明書の添付を義務付ける。検査対象となる放射性物質は、ヨウ素131、セシウム134と137。

 輸入業者には到着日の2日前までの報告が義務付けられ、さらに輸入品の1割程度について、抜き打ち検査を実施するという。検査強化は、EUの官報で詳細が周知された後、26日にも発効する見込み。(c)AFP