【10月24日 AFP】フランス各地でニコラ・サルコジ(Nicolas Sarkozy)大統領が進める年金改革に反対するストが起き、製油所などの操業停止による燃料不足が発生しているなか、同国西部トリニャック(Trignac)にある仏石油大手トタル(Total)の製油所の従業員たちが22日、同社が経営するガソリンスタンドを占拠して、通りかかった車両に無料で燃料を配った。

 ガソリンスタンドの建物の前に陣取った従業員たちは無料で給油しただけでなく、車のフロントガラスの清掃まで行った。フランスの労働組合、労働総同盟(CGT)によるとこの従業員たちは、公共の安全のためまず消防署の消防車を呼んで給油した後、一般の車両に燃料を分け始めたという。

 大喜びで給油してもらい、さらに友達にも連絡したドライバーがいた一方で、スト中の労働者が自社スタンドの燃料を無料で提供するという予想外の展開に困惑する人もいた。

 これに先立ち、別の製油所では同日、燃料保管所の封鎖を解いて燃料供給を再開させるため警察の機動隊がデモ隊を強制排除し、政府はデモ参加者に職場に戻るよう命令を出していた。(c)AFP

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