【9月21日 AFP】韓国の聯合ニュース(Yonhap News)は21日、韓国と日本、韓国と中国を結ぶトンネル建設の技術的な検討を進めていると報じた。

 韓国の国土海洋省が、同国のシンクタンク、交通研究院(Korea Transport InstituteKOTI)に調査を依頼しており、年末までに調査結果が出る見込みだという。また朝鮮日報(Chosun Ilbo)も、国土海洋省が長期的な高速鉄道網整備の研究の一環として、トンネル構想を検討していると報じた。

 それによると、韓中を結ぶトンネルについては、中国東部の威海(Weihai)と朝鮮半島の西部沿岸を結ぶ案が出ているという。また、日韓については釜山(Busan)と福岡を結ぶという。

 しかし聯合ニュースは、莫大(ばくだい)な建設費が必要なうえに各国政府との意見調整も必要なため、短期間で実現することは困難だと指摘し、「少なくとも数十年はかかる」という関係者の見方を伝えた。(c)AFP