【9月10日 AFP】米カリフォルニア(California)州のアーノルド・シュワルツェネッガー(Arnold Schwarzenegger)知事は9日、6日間のアジア歴訪に出発した。世界的な景気後退で大打撃を受けた同州産業界のリーダーら約100人とともに中国、日本、韓国に同州の製品やサービスを売り込む。

 日本と中国、韓国はカリフォルニア州の主要な貿易相手国。2009年のカリフォルニア州の輸出額1200億ドル(約10兆円)のうち、中国、日本、韓国は270億ドル(約2兆3000億円)を占めた。

 一行はまず10日に中国を訪問。上海万博(World Expo 2010)を視察し、杭州(Hangzhou)などを訪れる。次に訪れる日本での注目は石原慎太郎(Shintaro Ishihara)東京都知事との会談。日本はカリフォルニア州にとって3番目に大きい貿易相手で、2009年の日本への輸出額は110億ドル(約9200億円)近くに上った。

 最後に韓国を訪問するシュワルツェネッガー氏は李明博(イ・ミョンバク、Lee Myung-Bak)韓国大統領との会談で、現在米連邦議会での審議が続く米韓自由貿易協定から何らかの恩恵が受けられることを期待している。シュワルツェネッガー氏は11月に、7年間務めたカリフォルニア州知事職を退く予定。(c)AFP