【9月3日 AFP】フランス通信(Agence France-PresseAFP)のエマニュエル・オーグ(Emmanuel Hoog)CEOは、2日付の仏紙ルモンド(Le Monde)掲載インタビューで、ニュースを携帯電子機器やインターネット経由で一般読者に直接配信する計画を検討していることを明らかにした。

 4月に就任したオーグCEOは、「通信社がコンテンツを新聞に販売し、新聞がニュースを一般読者に売る、という厳密なシステムから脱却しなくてはならない」「世界第3位の通信社が、米アップル(Apple)のタブレット型PC)iPadやスマートフォン、インターネット用のアプリケーションを持たないのはおかしい」などと述べた。

 AFP理事会には、仏国内におけるAFPの主要配信先である複数の地方新聞社の代表も名を連ねており、彼らは一般読者への直接のニュース配信には反対している。伝統的にAFPの主要顧客は仏国内の報道機関だったが、オーグCEOによるとAFPの売上の過半は海外からだ。

 オーグCEOはまた、「無料配信には反対だ。情報には価値があると考えるからだ。一部コンテンツを無料にすることはあるかもしれないが、残りは有料になるだろう」と語り、オンラインニュースから収益を得る方向で検討していると語った。(c)AFP

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