【7月28日 AFP】日産自動車(Nissan Motor)は神奈川県横須賀市の工場で28日、今後の新車ラインアップに搭載予定の新技術を報道陣に公開した。

 公開された技術には、肌を乾燥から保護し、ストレス解消効果のあるビタミンCを噴射するシャープ(Sharp)との共同開発による空気清浄装置や、ドライバーに結婚記念日や誕生日など、重要な記念日を知らせる速度計など、運転機能とは直接、関連のない技術も目立った。

 このほか、米航空宇宙局(NASA)が開発した技術を取り入れた、温熱効果のあるドライバーシートは、ドライバーの血行を促進し、長距離運転で硬くなりがちなドライバーの肩や背中のこりをほぐす効果があるという。

 自動車業界の競争が一層、激しさを増し、自動車にも輸送手段を超える機能が求められる昨今、各自動車メーカーとも新たな付加価値の探求に余念がない。こうした状況のなか、日産自動車では、特に自動車が持つ情緒面での役割に着目したという。

 もちろん安全技術にも怠りはなく、追突事故の回避を支援する新技術「衝突回避支援コンセプト」も公開された。日産自動車によると、これらの新技術は2年から3年後に発売される新車に投入される計画だ。(c)AFP