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フォークランド沖の油田めぐり英国とアルゼンチンの緊張高まる

  • 2010年02月22日 14:38 発信地:ブエノスアイレス/アルゼンチン
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南米アルゼンチンの南東沖にある英領フォークランド(Falkland)諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島、Islas Malvinas)の主要都市スタンリー(Stanley)から臨むロングドン山(Mount Longdon、2007年3月20日撮影、資料写真)。(c)AFP/DANIEL GARCIA

【2月22日 AFP】南米アルゼンチン南東沖の英領フォークランド(Falkland)諸島(アルゼンチン名:マルビナス諸島、Islas Malvinas)の沖合いにある油田の開発をめぐり、アルゼンチンと英国との緊張が高まっている。ベネズエラのウゴ・チャベス(Hugo Chavez)大統領まで口を挟む中、英BBCテレビは22日、同日GMT午前6時(日本時間午後3時)に油田で掘削が始まると報じた。

■油田開発めぐり領有権争い激化

 問題となっている油田は、フォークランド諸島の北100キロにあり、開発を進める石油会社Desire Petroleumによると推定埋蔵量は600億バレル。
 
 英国が1833年から領有するフォークランド諸島では、英国とアルゼンチンが領有権を争っており、1982年には武力衝突(フォークランド紛争)が発生した。その後、両国は関係を正常化しているが、領有権争いは続いている。

 英国は1月、アルゼンチンの領有権の主張を改めて否定。一方のアルゼンチンは、英国の油田開発を中止させるため、ここ数週間にわたって圧力を強めている。前週には、アルゼンチン海域を通過してフォークランド諸島に向かう全ての船舶に対し、事前にアルゼンチン政府の許可を得ることを義務付けた。

 アルゼンチンは、再び戦争を起こす考えはないとしつつ、英国が油田開発を続けるならば、何らかの手段に訴えると警告している。

 英国のゴードン・ブラウン(Gordon Brown)首相は19日、フォークランド問題は外交で解決できると信じていると語っている。

■チャベス大統領も「一言」

 アルゼンチン政府はさらに21日、メキシコ東部カンクン(Cancun)で開催された中南米およびカリブ海諸国が加盟するリオ・グループ(Rio Group)の会合で、ホルヘ・タイアナ(Jorge Taiana)外相が英国に対する非難声明の採択を求めた。

 これに即座に反応したのが、ベネズエラのチャベス大統領だ。毎週日曜に放送されるテレビ・ラジオ番組「アロー・プレジデンテ(Alo Presidente、こんにちは大統領)」で、アルゼンチン支持を表明。「英国よ、いつまでマルビナス諸島に居座るつもりなのか。英国女王よ、大英帝国の時代はとっくに終わったことに、まだお気づきでないのか。マルビナスをアルゼンチン国民に返したまえ」と呼びかけた。(c)AFP

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