【9月6日 AFP】米保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ(American Internationl GroupAIG)は5日、投資顧問と資産管理を行う部門を香港(Hong Kong)のパシフィック・センチュリー・グループ(Pacific Century Group)の子会社、ブリッジ・パートナーズ(Bridge Partners)に5億ドル(約460億円で)売却すると発表した。

 ブリッジ・パートナーズとの取り決めによりAIGは3億ドル(約280億円)を現金で受け取る。

 売却する部門は法人・個人を対象に32か国で営業しており、預かり資産は約887億ドル(8兆2500億円)。AIGは、預かり資産が4800億ドル(約44兆円)に上る社内の投資グループの営業は続けるとしている。

 AIGは前年、破綻の危機に瀕し、米政府から1企業に対する金額としては最も多い1700億ドル(約16兆円)の支援を受けている。(c)AFP