【8月6日 AFP】バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領は5日、次世代の電気自動車の開発・製造に総額24億ドル(約2300億円)を助成すると発表した。また、これにより数万人の新たな雇用が創出されるとの見方を示した。

 助成金は7870億ドル(約75兆円)の景気対策資金から拠出され、総額24億ドルのうち15億ドル(約1400億円)は次世代電池の開発やリサイクルの促進に充てられる。また、電気自動車用のモーターや電子部品を製造するメーカーには5億ドル(約470億円)が助成されるという。

 こうした助成の目的は米国の石油依存からの脱却と温室効果ガスの排出削減だが、背景にはオバマ政権の支持率低下と最近の共和党との対立があると見られる。(c)AFP