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「肥満税」を断念、格安航空会社の課金アイデアの模索が続く

  • 2009年05月09日 19:28 発信地:ロンドン/英国
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イタリア・ローマ(Rome)で、記者会見を前にポーズをとる、アイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)のマイケル・オレアリー(Michael O'Leary)最高経営責任者(2008年10月21日撮影)。(c)AFP/ANDREAS SOLARO

【5月9日 AFP】アイルランドの格安航空会社ライアンエア(Ryanair)は8日、同社が実施していた「大柄な乗客」に対する新たな課金アイデアの募集で最も得票数の多かった、肥満の乗客から「ファット・タックス(肥満税、fat tax)」を徴収するとの案を断念すると発表した。断念の理由は、同案を採用した場合、搭乗手続きにかかる時間が長くなってしまうため。

 ライアンエアは、これまでにも機内トイレの有料化など、さまざまな課金案の検討を発表し、騒動の中心となってきた。今回は、インターネットを通じて利用客らに対し、「大柄な乗客」に対する課金アイディアを募集し、1万6000人からのオンライン投票があったという。

 最も人気の課金案は、「男性で130キログラム、女性で100キログラムを超える体重に対し、1キログラムあたりで課金する」という案だった。次に人気だったのは、「もしも乗客が座席の両側の肘掛けにウエストが触れてしまった場合、肥満度指数(BMI)で40を超えるポイントに対し、1ポイントあたりで課金をするか、もしくは、ウエスト幅で男性で45インチ(約114.3センチ)、女性で40インチ(約101.6センチ)を超えるウエスト幅に対し、1インチあたりで課金をする」という案だった。

 しかし、最終的にライアンエアは、「25分間の乗客の入れ替わり時間と、オンラインの搭乗手続きプロセスを妨害しないで、料金を徴収することは不可能」と判断し、これらのアイデアを断念すると発表した。

 ライアンエアのStephen McNamara氏は、「ライアンエアの利用客3万以上が、非常に大柄な乗客に対する『肥満税』の徴収を求めた」と述べる。「しかしながら、近い将来、すべての乗客がオンラインで搭乗手続きを済ませるようになる中、われわれの比類なき時間厳守の姿勢を妨害せずに『肥満税』を徴収する方法は無かった」

 ライアンエアは今後も、一部の乗客のみが支払うだけで乗客全体にとっては料金値下げにつながる、回避可能な任意の課金方法について検討を続ける。(c)AFP

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