【5月1日 AFP】総務省が1日発表した労働力調査によると、3月の完全失業率(季節調整済み)は4.8%となった。景気後退を乗り切るため多くの企業が雇用削減の動きを見せる中、2004年8月以来、最も高い水準となった。

 完全失業者数は前年同月比67万人(25%)増の335万人だった。有効求人倍率も0.52倍と、2月の0.59倍から悪化している。

 3月の失業率は2月の4.4%から悪化しているものの、戦後最悪だった03年4月の5.5%にまでは達していない。(c)AFP