【3月10日 AFP】米医薬品大手メルク(Merck)は、同シェリング・プラウ(Schering-Plough)を株式と現金の交換によって総額411億ドル(約4兆700億円)で吸収合併する。両社が9日、発表した。

 合併後の新会社は、メルクの名前を引き継ぎ、メルクのリチャード・クラーク(Richard Clark)会長がトップに就くという。共同声明によると、この合併案は両社の取締役会で全会一致で決まったという。

 両社の合意条件によると、シェリングの株主は同社株1株につき、メルク株0.5767株と現金10.5ドル(約1040円)を受けとるという。メルク株は自動的に新会社の株として扱われる。

 合併完了後の新会社の株主の比率は、メルク株主が約68%、シェリング株主が32%となる。(c)AFP