【2月18日 AFP】経営難に陥っている米自動車大手ゼネラル・モーターズ(General MotorsGM)とクライスラー(Chrysler)は17日、政府による追加融資を受けるための条件となっている長期再建計画を米財務省に提出した。17日は再建計画の提出期限となっていた。

 GMが要請した追加融資の規模は166億ドル(約1兆5000億円)で、再建計画の中で、年内に全世界で4万7000人の人員削減を実施するとしている。追加融資要請が受け入れられれば、先に受け取っている政府救済資金と合わせて、2011年までにGMが受け取る政府支援金の総額は300億ドル(約2兆7000億円)となる。

 クライスラーは、米国の基幹産業である自動車業界は世界規模での自動車販売不振という苦境にあると訴え、米政府に50億ドル(約4600億円)の追加融資を要請した。クライスラーは、これまでに40億ドル(約3700億円)の金融支援を受けているが、長期再建計画は順調に遂行しており、返済は可能だと主張している。(c)AFP/Rob Lever