【1月20日 AFP】欧州連合(EU)の行政執行機関、欧州委員会(European Commission)は19日、ユーロ圏(16か国)とEU加盟国(27か国)の経済見通しを発表した。それによると、今年のユーロ圏の経済成長率は前年比マイナス1.9%となり、厳しい景気後退によって、失業率や財政赤字は過去数年間で例を見ないほどの水準になるという。

 EU加盟国の経済成長率は、1.0%だった2008年に比べ、今年はマイナス1.8%になる見込みだという。欧州委員会は、経済回復の兆しがみえるのは今年半ばからだとし、10年のEU加盟国の経済成長率についてはわずか0.5%のプラス成長だとしている。

 今回の経済見通しは、前年11月に発表された前回の見通しを大幅に下方修正した形となった。

 また、失業率についてはここ10年で最悪の水準に達するものとみられ、労働者や政治家にとって再び頭の痛い大問題となる見込みだ。

 欧州委員会の予測によると、ユーロ圏の失業率は、08年の7.5%から今年は9.3%に上昇し、10年には10.2%になるという。ユーロ圏の失業率が10%を超えるのは、1998年以来のことだという。(c)AFP/Leigh Thomas