【12月13日 AFP】米ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)は11日、米ニューズウィーク(Newsweek)が人員削減と誌面の大幅リニューアルを検討していると報じた。

 WSJ紙によると、ニューズウィークの人員削減は、今年初めに発表した早期退職勧奨制度の延長だという。前回は111人の人員削減だったが、今回は対象人数は明らかにされていないものの、それほど多くはないとみられている。

 米国では現在、世界的な景気低迷に加え、紙媒体からウェブへ読者が流れていることから、印刷物への広告出稿が激減しており、新聞・雑誌各社はコスト削減が急務となっている。

 ニューズウィークは毎週の発行部数も、現在の260万部から50万-100万部程度削減することも検討しているという。

 誌面の大幅リニューアルについては、写真やオピニオン欄を増やしてスリム化することを計画している。事実を伝えるだけのニュースを減らし、論説・分析記事を重視する英経済誌エコノミスト(Economist)のような編集方針に転換する可能性もあるという。(c)AFP