【11月18日 AFP】米金融大手シティグループ(Citigroup)は17日、世界的な金融危機と4四半期連続の大幅損失のため5万人の人員削減を実施すると発表した。

 新たな人員削減により従業員数は30万人になる。シティグループは経費を20%削減し約500-520億ドル(4兆8000億-5兆円)にする。

 シティグループの株価は信用危機などの影響で下落している。また、米住宅市場の危機に関連した多額の不良資産を抱えており、株価は前週だけで約24%、今年に入ってからは70%下落した。

 同グループはすでに2万2000人の人員削減案を発表しており、企業統計によると今年に入って少なくとも1万3000人を削減している。

 シティグループは前月、第3四半期決算で28億ドル(約2800億円)の損失を計上、4四半期連続の赤字となった。(c)AFP