【7月31日 AFP】米航空大手ボーイング(Boeing)は30日、三菱重工業(Mitsubishi Heavy Industries)が進める日本初の国産ジェット旅客機「MRJ(三菱リージョナルジェット、Mitsubishi Regional Jet)」事業について、開発に関与はするものの、投資や販売支援は行わない方針を明らかにした。

 ボーイング・ジャパンのニコール・パイアセキ(Nicole Piasecki)社長は、都内の外国人記者クラブで記者会見し、ボーイングの関与は最小限に留まると発言。同社としては、座席数70-90のMRJよりも大型の航空機事業に力を注いでいくと述べた。また、三菱側と関与の方法について協議を行っているとしたが、詳細は明らかにしなかった。

 三菱側は3月、全日本空輸(All Nippon AirwaysANA)から最大25機の受注が決まったとして、MRJ事業化を正式発表。国内報道では、ボーイングが販売・整備面で関与する可能性が指摘されていた。(c)AFP