【7月12日 AFP】米貯蓄金融機関監督局(Office of Thrift SupervisionOTS)は11日、経営不振に陥っていた住宅金融大手のインディマック・バンコープ(IndyMac Bancorp、本店:カリフォルニア(California)州パサディナ(Pasadena))が経営破たんし、同行を管理下に置いたと発表した。

 同行の資産は320億ドル(約3兆4000億円)規模とみられる。OTSは声明で、経営破たんの原因は流動性危機だとした。同行では、6月からの顧客の預金引き出しが13億ドル(約1380億円)に上ったことから、経営不安が高まっていた。

 OTSの声明によると、同行は連邦預金保険公社(Federal Deposit Insurance CorporationFDIC)の管理下に置かれ、14日からインディマック連邦銀行(IndyMac Federal Bank)として営業を行う。(c)AFP