【4月24日 AFP】合併で合意している米デルタ航空(Delta Air Lines)とノースウエスト航空(Northwest Airlines)は24日、燃料の高騰と「のれん代」の減損処理などが響き、2008年1-3月期は両社合わせて約105億ドル(約1兆1000億円)の赤字となったと発表した。

 米第3位のデルタの最終赤字は64億ドルで、のれん代償却費が61億ドルを占めた。特別項目を除く純損失は2億7400万ドル(約280億円)だった。

 同第5位のノースウエストの最終赤字は41億ドル、のれん代償却費は39億ドルで、純損失は1億9100万ドル(約200億円)となった。

 燃料費が50%超増加していることから、特別損失の計上がなかったとしても赤字は避けられなかったとみられる。

 デルタとノースウエストが合併すると、旅客輸送量で世界最大の航空会社となる。(c)AFP/Laurence Benhamou