【2月21日 AFP】サウジアラビアのアブドラ・ビン・アブドルアジズ(Abdullah bin Abdul Aziz)国王は21日、聖地メッカ(Mecca)、メディナ(Medina)、商都ジッダ(Jiddah)を結ぶ高速鉄道の敷設を許可した。

 国営サウジ通信(SPA)によると、メッカ巡礼者の利便性を考慮したこの計画は数年前に持ち上がった。総延長は1766キロ、最高時速は300キロで、メッカ-ジッダ間を30分、ジッダ-メディナ間を2時間で結ぶという。

 紅海沿岸の港町ジッダは、メッカ、メディナといった聖地への年間数百万人ともいわれる巡礼者の玄関口となっている。

 費用や工期などの詳細は不明だが、SPAによると建設費用はサウジの投資ファンドが負担するという。前年4月にサウジ政府が発表した見込みでは、建設費19億ドル(約2000億円)、建設期間42か月とされていた。(c)AFP