【12月14日 AFP】経済紙ウォールストリート・ジャーナル(Wall Street JournalWSJ)などを発行する米新聞大手ダウ・ジョーンズ(Dow JonesDJ)は13日、臨時株主総会を開き、メディア王ルパート・マードック(Rupert Murdoch)氏が率いるニューズ・コーポレーション(News Corporation)による買収を承認した。

 議決権を持つ株主の60.3%%が買収安に賛成した。買収総額は56億ドル(約6300億円)、1株当たり60ドル(約6700円)。

 マードック氏はニューズ社傘下の米Foxニュースの番組で、WSJとDJを「素晴らしい組織」と称えたうえで、今後について「グローバル化とデジタル化を狙っている。やるべきことはたくさんある。新聞が主力商品となる」との見通しを語った。

 DJの創業家バンクロフト(Bancroft)一族は、編集の独立を条件に、すでにニューズコーポレーションによる買収に賛成していた。(c)AFP