【11月8日 AFP】(一部更新、写真追加)中米グアテマラ沖で7日朝(日本時間8日未明)、マグニチュード(M)7.4の地震があった。グアテマラのオットー・ペレスモリナ(Otto Perez Molina)大統領は、倒壊した建物の下敷きになるなどして少なくとも48人が死亡、150人以上が負傷したと発表。現在も23人の行方が分かっていないという。

 被害が大きかったのはペレスモリナ大統領によればサンマルコス(San Marcos)県で、がれきの下敷きになるなどして少なくとも39人が死亡した。同国での地震としては1976年以来の規模で、各地で水道が止まったり停電が起きたりして1万6000人に影響が出ているという。

 米地質調査所(US Geological SurveyUSGS)によると、地震はGMT(グリニッジ標準時)7日午後4時35分(日本時間8日午前1時35分)に発生した。震源はグアテマラ南部チャムペリコ(Champerico)の沖合い約24キロメートルで、震源の深さは41.6キロメートル。

 強い揺れは約250キロ離れた首都グアテマラ市(Guatemala City)や、隣国のメキシコ市(Mexico City)でも感じられ、住宅や学校、オフィスなどから人々が急いで避難する様子が見られた。(c)AFP