【8月12日 AFP】国連のソマリア担当特使オーガスティン・マヒガ(Augustine Mahiga)氏は10日、国連安全保障理事会(UN Security Council)で、ソマリアの深刻な飢餓地帯では5歳未満児が毎日1万人あたり13人以上死亡していると警告を発した。

 5歳未満児が11週ごとに10%ずつ死亡している計算で、これは支援団体が対処しきれないほどのスピードだという。

 さらに、ソマリアでは国民の約半分に当たる370万人が飢餓の危機に直面しており、東アフリカ全体ではその数は推定1200万人以上に達するとして、一層の国際支援を要請した。

 国連はソマリア支援として計10億ドル(約770億円)の拠出を国際社会に求めているが、国連緊急援助調整官室(OCHA)のキャサリン・ブラッグ(Catherine Bragg)室次長によると、これまでに集まった額はその半分にも達していないという。(c)AFP