【7月30日 AFP】パキスタン北西部および同国領カシミール(Kashmir)地方各地で集中豪雨による鉄砲水が発生し、少なくとも113人が死亡、数千人が家を失った。

 最も激しい降雨に見舞われているのは、パキスタン北西辺境州スワト(Swat)およびマラカンド(Malakand)で、州高官によるとこの2日間で計91人の死亡が確認された。橋が流され通信も遮断されているため、スワトは孤立状態となっている。また同州ペシャワル(Peshawar)で3万人が避難を余儀なくされている。

 カマール・ザマン(Qamar Zaman)気象長官によると、モンスーンによる雨は今後24時間も降り続くが、雨足は弱まる見込みだという。(c)AFP