【10月8日 AFP】(一部更新、写真追加)台風18号(メーロー、Melor)は8日午前5時過ぎ、非常に強い勢力で愛知県の知多半島付近に上陸し、勢力を弱めつつも暴風雨を維持して本州を北上した。これまでに少なくとも2人が死亡、27人以上が負傷。強風で住宅の屋根が飛ばされたり、壁が剥落したり、樹木が倒れるなどの被害が発生した。

 18号は上陸後、勢力をやや弱めたが、気象庁は引き続き強風と大雨、土砂災害に対する警戒を呼びかけている。

 台風が本州に上陸するのは07年以来。国内線を中心に約330便が欠航したほか、新幹線や列車の運休も相次いだ。都内では、強風のため山手線などが運休し、通勤客の足に影響が出た。また、三重県や岐阜県では4万世帯以上が、東京都内で3500世帯、神奈川県で6820世帯が停電した。

 和歌山県でバイクで新聞配達をしていた男性(54)が倒木に衝突して死亡。埼玉県では、折れた木が当たって男性(69)が死亡した。(c)AFP/Miwa Suzuki