【6月15日 AFP】(一部更新)中国南部および東部を襲った豪雨で、15日までの死者・行方不明者は計65人となり、100万人以上が避難生活を送っている。国営新華社(Xinhua)通信が15日報じた。

 気象当局によると南部では今後さらに数日間にわたって雨が続くことが予想され、河川の水量が増加している江西(Jiangxi)と広東(Guangdong)各省、広西(Guangxi)チワン族自治区では警戒を呼びかけている。

 新華社通信によると、民政部や各省庁の報告ではこの1週間で9つの省で少なくとも57人が死亡、8人が行方不明となっている。

 最も被害の大きい地域では127万人以上が避難したほか、農地が広範にわたって水没するなど被害総額はすでに100億元(約1500億円)に上るとみられる。

 この豪雨の影響を受けたのは約1800万人とみられ、住宅14万1000棟が一部損壊あるいは全壊した。(c)AFP/Robert J. Saiget