【10月8日 AFP】台風15号は7日午後、中国の福建省（Fujian）と浙江省（Zhejiang）の境界線付近に上陸したが、直後に熱帯低気圧へと勢力を弱めた。同国国営新華通信社（Xinhua news agency）が浙江省の地元当局の話として伝えた。

　台風の上陸に先立ち、両省では地元当局の指示により住民100万人以上が避難、また空港も閉鎖され、学校は8日に休校となる。

　熱帯低気圧は、木曜までスペシャル五輪（Special Olympics）が開催される予定の上海（Shanghai）へ向け北上中。

　7日に直撃を受けた台湾では、豪雨と最大風速45キロメートルの強風の影響で5人が死亡、1人が行方不明、また数十人が負傷している。

　新華通信社によると、福建省と浙江省では7日朝までの総雨量が200ミリメートルを超え、数十便の航空便が運航を中止、また高速道路も閉鎖された。

　7日夜の時点で、死者や負傷者が出たとの報告はない。(c)AFP