【2月21日 AFP】(一部更新)南アフリカの義足ランナー、オスカー・ピストリウス(Oscar Pistorius)被告が自宅で恋人を射殺した罪に問われている事件で、捜査を主導した刑事が7件の殺人未遂容疑で捜査対象となっていることが21日、明らかになった。

 南ア警察当局のネビル・マリラ(Neville Malila)報道官によると、ヒルトン・ボタ(Hilton Botha)刑事は2009年に走行中の乗り合いタクシーを止めようとこのタクシーに向かって発砲し、殺人未遂容疑で起訴された。その後、起訴は取り下げられたが、マリラ報道官によると20日になって、ボタ刑事に対する殺人未遂容疑の捜査が再開されていたことが判明したという。

 地元メディアは21日、南ア検察当局がボタ刑事をピストリウス被告の事件の担当から外したと報じたが、マリラ報道官はAFPの取材に対し、「警察当局としてはまだ何も決定していない。ボタ刑事は現在も事件を担当している」と報道を否定した。

 20日の審問では、ボタ刑事の提出した証拠に対し、ピストリウス被告の弁護団から信頼性に欠けるとの指摘があり、最終的にボタ刑事は捜査上で複数の過ちを犯していたことを認めている。その中には、ボタ刑事が現場に最初に到着した際に現場の保存を怠ったことや、現場の状況に関してピストリウス被告の主張に矛盾を見出せないなど、殺害は計画的だったとする検察側の主張を弱めるものも含まれている。(c)AFP