【1月4日 AFP】パキスタンでイスラム武装勢力「パキスタンのタリバン運動(Tehreek-e-Taliban PakistanTTP)」に頭を撃たれ重傷を負ったマララ・ユスフザイ(Malala Yousafzai)さん(15)が3日、治療を受けていた病院から退院した。治療を行っていた英バーミンガム(Birmingham)のクイーン・エリザベス病院(Queen Elizabeth Hospital)が4日に発表した。

 マララさんは家族とともに英国内の仮の住まいでリハビリをしながら通院を続け、今月末か2月初旬に負傷箇所の再建手術を受ける予定という。

 パキスタンにおける女子生徒の教育権を求めて活動をしていたマララさんは前年10月、スクールバスに乗っていたところをTTPのメンバーに銃撃された。弾丸は頭部を貫通し、数センチメートルずれていたら即死だったという。(c)AFP