【12月8日 AFP】イタリア警察は6日、中部ビテルボ(Viterbo)近くのネクロポリス(共同墓地)から盗まれ国外に密輸されようとしていた2000年前のスフィンクス像を押収したと発表した。

 このスフィンクス像は、紀元前4~1世紀エジプトのプトレマイオス朝時代のもので、花こう岩で出来ており大きさは高さ60センチで幅120センチ。ローマ(Rome)から約100キロ離れたビテルボ近郊にある古代エトルリア人のネクロポリス「Montem Rossulum」から盗まれたものとみられる。

 警察発表によると、交通検問で産業車両の無作為検査を行ったところ、車内から装飾用の陶器製品とスフィンクス像を撮影した多数の写真が見つかった。このため運転手の自宅を捜索したところ、温室の木箱の中に隠されていた像のほか、多数の考古学的な品々が見つかったという。

 エジプトの石像は、古代ローマ人がエジプトを征服した紀元前1世紀ごろからイタリアに持ち出され始めた。(c)AFP