【9月7日 AFP】ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム(Boko Haram)」は6日、同国北部にある通信用の塔に連続放火したとの犯行声明を発表した。

 ボコ・ハラムは銃や爆弾を用いた攻撃で知られるが、通信施設を狙うのは初めて。政情不安が続く同国北部地域では4日から5日にかけ、携帯電話サービス用の複数の通信塔で約20か所に火が放たれた。

 同グループの広報担当から電子メールで発信された犯行声明には「治安当局への支援を行った代償として、携帯電話事業者の通信用の塔への攻撃を決定した」と書かれていた。ナイジェリア治安当局に渡された情報は、「われわれの兄弟たちの拘束」を手助けするものだともしている。

 一連の放火事件を受け、ナイジェリア警察当局は6日、通信施設の24時間体制での監視を決定した。(c)AFP