【8月6日 AFP】5日午前10時30分(日本時間6日午前0時30分)ごろ、米中西部ウィスコンシン(Wisconsin)州オーククリーク(Oak Creek)のシーク教寺院で男が銃を乱射し、6人が死亡した。銃を乱射した男は駆け付けた警察官と銃撃戦になった末に射殺された。

 寺院の内部で4人、寺院の外で容疑者を含む3人が殺害された。米CNNは現場に近い同州ミルウォーキー(Milwaukee)の病院の医師の話として、さらに6人の負傷者がいると報じた。うち3人は中年男性で重傷だという。重傷の3人のうち1人は警察官。

 シーク教徒のインド人は頭にターバンを巻き、長いあごひげを蓄える。2001年9月11日の同時多発テロ以降は、米国でシーク教徒がイスラム教徒と間違われ反イスラム行動の標的になる事件が増えた。

 事件後の記者会見で現地の警察署長は、今回の事件を「国内テロ事件」として扱っており、米連邦捜査局(FBI)も捜査に加わっていることを明らかにした。(c)AFP/Mira Oberman