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親権係争中の男、自宅爆破で子ども2人と無理心中 米国

  • 2012年02月08日 19:31 発信地:シアトル/米国
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米ワシントン(Washington)州北西部グラハム(Graham)の町でジョシュ・パウエル(Josh Powell)容疑者が火を放った自宅(2012年2月7日撮影)。(c)AFP/Getty Images/Stephen Brashear

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【2月8日 AFP】米ワシントン(Washington)州北西部グラハム(Graham)の町で5日、子ども2人の親権を争っていた男が自宅を爆破し、自身と子どもら2人が死亡した。

 警察当局によると、火を放って自宅を爆破したのは、5歳と7歳の男児の父親ジョシュ・パウエル(Josh Powell)容疑者。自宅は全焼した。

 地元保安当局は記者団に対し、「まさに邪悪な行動で、悲劇などではない。子どもらに対する殺人行為だ」と語った。

■2009年に妻が失踪

 パウエル容疑者の妻、スーザン・パウエル(Susan Powell)さんは2009年に行方が分からなくなっており、以降、パウエル容疑者は参考人として警察当局に注視されていたが、拘束されたり、起訴されたことはなかった。当時ユタ(Utah)州在住だったパウエル容疑者は、吹雪のなか家族を連れてキャンプ旅行に出かけ、妻はそのまま行方が分からなくなっている。

 米紙ロサンゼルス・タイムズ(Los Angeles Times)によると、ソーシャルワーカーの女性は裁判所命令により、監視役として容疑者宅への訪問を行っていたが、2人の子どもたちの後について家に入ろうとした際、パウエル容疑者がドアを閉め鍵を掛けた。容疑者宅からガス臭がしたため派遣元に連絡を入れ、通報もしたが、直後に家は爆発したという。

■親権はく奪、子どもたちは母方の祖父母のもとへ

 事件当時、子どもら2人は母方の祖父母の下に置かれていたが、これを不服としたパウエル容疑者の申し立てにより、親権についての審理が進められていた。

 当局者によると、妻の失踪直後はパウエル容疑者に親権があり、家族はワシントン州へと居を移したが、2011年に同容疑者の自宅のパソコンからアダルト画像および動画がみつかり、親権がはく奪されたという。

 パウエル容疑者は、妻の失踪とは無関係であると事件への関与を一貫して否定。また母方の祖父母によってパウエル容疑者への偏見が刷り込まれることがないよう、子どもらを第三者の下に置くことを求めて裁判所に申し立てを行っていた。

 ソーシャルワーカーの派遣元によると、パウエル容疑者は毎週日曜日に子どもらと会う権利を有していたという。

 地元保安当局によると、ソーシャルワーカーの女性は、火の手が回った家のドアや窓を叩いたが子どもらを救出できなかったことから、ひどい心的トラウマを受け、現在治療中だという。(c)AFP

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