【1月11日 AFP】オランダ東部の町エンテル(Enter)で前週、大通りに展示されていた巨大な木靴が盗難にあった。現場に証拠は残されておらず、警察当局は事件の詳細を調査中だという。

 1本の木を彫って作られる木靴は現在も実際に使用されており、チーズやチューリップ、風車と並ぶオランダの風物詩。盗まれた木靴は長さ4メートル・高さ約2メートル・重さ約2トンで、オランダのシンボルとして最大のもの。

 警察のロジータ・デブリーズ(Rosita de Vries)報道官は10日、AFPの取材に対し、「これはいたずらだ。(2月中旬の)カーニバル終了後には戻されているだろうと予告するメールも受け取った」と語った。木靴は6日の夜か7日の早朝に盗まれ、犯人はトラックで逃走したとみられる。

 メールの差出人などは特定されておらず、調査は難航している。だがデブリーズ氏によると、警察は、たとえいたずらであっても、犯人には「しかるべき法的措置」で対応するという。(c)AFP