【8月17日 AFP】前週、ロンドンから英国各地に広がった暴動に関連し、英警察は16日、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)サイト、フェイスブック(Facebook)を使って暴動を扇動しようとした男2人に、禁錮4年の実刑が下されたと発表した。

 判決を受けたのは、イングランド北西部チェシャー(Cheshire)州のジョーダン・ブラックショー(Jordan Blackshaw)被告(20)と、同州ウォリントン(Warrington)のペリー・サトクリフキーナン(Perry Sutcliffe-Keenan)被告(22)の2人。それぞれフェイスブックに自分たちの地元で暴動を起こそうと呼び掛けるページを立ち上げ、警察に拘束された。

 ブラックショー被告のページは「ノースウィッチ(Northwich)の町を粉砕」というタイトルで、「マッキー(maccie)の裏に集まれ」と呼び掛けていた。maccieとは、ノースウィッチの中心にあるマクドナルド(McDonald's)の店舗のことを指していたとみられる。サトクリフキーナン被告も「ラッチフォード(Latchford)に暴動を」というタイトルのページを立ち上げていた。
 
 担当した検察官は、ふたつのページは「地元住民に大きなパニックと不快感を与えた」と述べ、2人はそれぞれ「自分1人で自宅という安全圏から、チェシャー州の住民に騒乱に加わるよう呼び掛けるフェイスブックのページを作ることは許されると思ったのかもしれないが、その考えは誤っている」と語った。(c)AFP