【8月1日 AFP】ドイツ西部グラートベック(Gladbeck)で7月28日、美容室の天井の一部が突然崩れ落ちたが、お釜形のサロンドライヤーがヘルメットの役割を果たし、客の女性はけがを免れた。

 7月29日付の日刊紙ビルト(Bild)によると、危うく難を逃れたカリン・ケルナー(Karin Koellner)さん(72)は、「最初は何が起きたのかわからなかった。頭はドライヤーの中だったから、何も聞こえなかったの。そうしたら天井が落ちてきて。でもドライヤーがヘルメット代わりになって守ってくれたわ」と事故当時を振り返った。

 7年前に天井をリフォームしていたという美容室オーナーのネルミン・カラガード(Nermin Karagad)さんはショックを受けた様子だったが、「もっとひどいことにならなくて良かった」と胸をなでおろした。

 当時、店にはケルナーさんの他にも2人の客がいたが、店の外に逃げてかすり傷程度で済んだという。(c)AFP