【8月24日 AFP】中東のホルムズ海峡(Strait of Hormuz)を航行中に船体後部に損傷を受けた商船三井(Mitsui OSK Lines)の大型原油タンカー「M. Star」が24日、東京湾(Tokyo Bay)に入港した。同日にも、国土交通省や海上保安庁の担当者らが「M. Star」の損傷原因を調査する。

「M. Star」はイランからオマーンに向けて航行していた7月28日、大きな衝撃を受けた後、船体後部が大きくへこんでいるのが見つかった。フィリピン国籍16人、インド国籍15人の乗組員のうち、1人が軽傷を負った。

 アラブ首長国連邦(UAE)は、損傷は爆発物を搭載したボートによる「テロリスト攻撃」との見方を示した。事件についてはイスラム系武装組織が犯行声明を出しているが、信ぴょう性は確認されていない。

 事件をうけ、日本政府は自衛隊や海上保安庁、外務省関係者などから成る事故原因調査委員会を設置した。(c)AFP