【8月4日 AFP】チャールズ・テーラー(Charles Taylor)リベリア元大統領の公判に証人として召喚された英国のスーパーモデル、ナオミ・キャンベル(Naomi Campbell)さんが出廷時に写真を撮影されないよう求めていたことについてシエラレオネ国際戦犯法廷(Special Court for Sierra LeoneSCSL)は3日、SCSLあるいはキャンベルさんの許可がない限り、キャンベルさんの法廷内と出退廷する様子の写真撮影を一切禁じることを決めた。

 ただしキャンベルさんが求めていた「法廷に向かうためオランダ国内を移動する際の写真撮影の禁止」は認めなかった。証言の模様は法廷からの中継動画で報道陣に公開される。

 テーラー被告は、97年9月、南アフリカのネルソン・マンデラ(Nelson Mandela)大統領(当時)主催の晩餐会の後、側近にダイヤモンドの原石をキャンベルさんが休んでいたホテルの部屋へ運ばせたとされている。被告は「加工してないダイヤなど持ったこともない」と主張しているが、キャンベルさんはこれに反する証言をする可能性があり、注目されている。(c)AFP

【関連記事】「紛争ダイヤモンド」 N・キャンベルの証言に注目