【5月14日 AFP】米ニューヨーク(New York)ロウアーマンハッタン(Lower Manhattan)のユニオンスクエア(Union Square)付近で13日深夜、不審な車両が発見され警察が周辺地区を封鎖、爆発物処理班が出動する騒ぎがあった。14日になり、ニューヨーク市警は危険物はなかったと発表した。

 警察によると、怪しまれた車両は14丁目とアービングプレース(Irving Place)の交差点近くにあるエネルギー大手コン・エジソン(Con Edison)本社の前に駐車され、後部座席にガスボンベ2個が置かれていた。

 警察・消防数十人のほか爆発物処理班も出動して厳戒態勢を敷き、遠隔ロボットを使って車両の中を調べた。しかしその後、車両の持ち主が戻ってきて、ガスボンベがあった理由を説明し、処理班らは「なんら危険はないと判断」(市警)して撤収した。持ち主は芝刈りなどのサービスを提供する造園業者だった。

 ニューヨークでは1日、タイムズスクエア(Times Square)で自動車爆弾による爆破未遂事件があったことから、厳戒態勢が続いている。(c)AFP