【12月5日 AFP】買い物客でごった返していた米ジョージア(Georgia)州モロー(Morrow)にあるショッピングモールで2日夜、エルフ(妖精)の格好をした中年男性が「ダイナマイトを持っている」と言ってサンタクロース役の男性を脅したことから爆弾騒ぎに発展、利用客数千人が一時的に避難する事態となった。警察当局が3日明らかにした。

 地元の警察によると この男はウィリアム・コールドウェル3世(William Caldwell III、45)容疑者。ショッピングモールにいたサンタクロースは妖精の格好をした同容疑者がやって来たのを見て驚き、さらに「ダイナマイト」という言葉を2回口にしたのを聞いて仰天し、警備員に通報したという。同ショッピングモールではただちに利用客に避難命令が出され、コールドウェル容疑者はその場で逮捕された。
 
 その後、爆弾処理班が呼ばれ、サンタの小屋の付近に置き忘れられていた容疑者のかばんの中身を調べたところ、衣類などの個人的な所持品、そして「エルフの帽子とサンタの帽子」が入っていただけだったという。コールドウェル容疑者は、テロ的脅威と行為によって人々に不当な不安を与えた容疑で現在、郡刑務所で拘束されている。(c)AFP