【10月13日 AFP】フランス司法当局は12日、スイスのジュネーブ(Geneva)近郊にある欧州合同原子核研究機構(European Organisation for Nuclear ResearchCERN)で働いていたアルジェリア系フランス人研究者(32)について、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)と関係していた疑いで、パリ(Paris)の予審判事が正式捜査を開始したことを明らかにした。

 この研究者は8日、アルカイダ系テロ組織と関係していた疑いで警察当局によって拘束されていた。当局によると、インターネット上での監視活動の結果、この研究者が北アフリカを拠点とするアルカイダ系組織「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(Al-Qaeda in the Islamic MaghrebAQIM)」と連絡をとっていたことが判明したという。

 研究者は、テロ攻撃を実行する意思を示していたとされるものの、「具体的な準備を行う段階には至っていなかった」とされる。

 CERNのウェブサイトによると、この研究者は、宇宙が「ビッグバン」後にどのようにして生まれたのかを解明するための世界最大の粒子加速器「大型ハドロン衝突型加速器(Large Hadron ColliderLHC)」を使った実験に関与していたという。

 今回、アルカイダに関連するとされる研究者が拘束されたことで、アルカイダが兵器技術の獲得もしくは核施設攻撃を計画をしていたのではないかとする懸念が高まっている。(c)AFP