【2月26日 AFP】靖国神社に合祀(ごうし)されている旧日本軍戦没者の遺族9人が合祀の取り消しを求めていた裁判で、大阪地裁は26日、遺族の請求を棄却する判決を下した。1人当たり100万円の慰謝料請求も棄却した。

 82歳になる原告女性の1人は、訴訟の支援者に宛てた手紙のなかで、兄が英霊として靖国に奉られていることに苦痛を感じる、天皇への奉仕から兄を解放して欲しいと訴えている。

 現在も同様の訴訟が、日本各地の裁判所で係争中だが、過去に韓国人や台湾人遺族が起こした訴訟では、合祀取り消し請求は棄却されている。(c)AFP