【9月12日 AFP】(一部修正)南アフリカ・ピーターマリッツバーグ(Pietermaritzburg)高等裁判所は12日、収賄罪などで起訴された与党アフリカ民族会議(African National CongressANC)のジェイコブ・ズマ(Jacob Zuma)議長(66)に対する公訴を棄却した。

 これにより、ターボ・ ムベキ(Thabo Mbeki)大統領が退任する2009年の大統領選に、ズマ議長が立候補し、アフリカ最大の経済大国である南アフリカの大統領となる道が開けた。

 裁判所の外では支持者ら数千人がズマ議長を待ち受け、大歓声で歓迎した。

 ズマ議長は、2001年の汚職疑惑に関連した収賄、恐喝およびマネーロンダリング(資金洗浄)など、16の罪状で起訴されていた。このうち、フランス企業Thintとの武器取引で賄賂を受け取った罪での公判が、最も注目を集めていた。(c)AFP