【9月4日 AFP】インド・デリー(Delhi) 空港で1日、北部スリナガル(Srinagar)から 到着したインド国営航空エア・インディア(Air India)の機内でヘビが発見される騒ぎがあった。エア・インディアが4日、発表した。ヘビは座席の下でとぐろを巻いていたという。

 ヘビが見つかったのは、エア・インディアの旅客機エアバスA319の機内で、デリー空港に到着後、機内の定期点検を行っていた乗務員が見つけた。乗務員はヘビを捕まえようとしたが、ヘビは通風孔に逃げこんだため、職員らが機内のパネルやドアを開けたり、煙で燻(いぶ)りだそうと試みたが、まだ見つかっていない。

 ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)紙が伝えたエア・インディア職員の話によると、大騒ぎに驚いたヘビは、さらに機体の奥に逃げ込んだとみられるという。

 一方、エア・インディアは、このヘビが猛毒を持つコブラだったとの報道は否定。ヘビの種類や所在の詳細は不明で、現在、デリー空港当局と事態の打開策を検討中だと語った。

 また、ヘビ事件で同機の運行計画に支障がでることなはく、予定通り次の渡航先のムンバイ(Mumbai)に向かうという。

 騒動は、サミュエル・L・ ジャクソン(Samuel L. Jackson)やジュリアナ・マーグリーズ(Julianna Margulies)が出演した2006年の米映画『スネーク・フライト(Snakes on a Plane)』を地でいくような事件となった。(c)AFP