【6月20日 AFP】南アフリカ政府は19日、2004年に赤道ギニアで発生したクーデター未遂事件の首謀者とされる英国人雇い兵、サイモン・マン(Simon Mann)被告による「政府がクーデター計画を承認していた」との証言を否定する声明を発表した。

 マン被告は赤道ギニアで18日に開かれた公判で、計画はスペイン、南アフリカ、米国の各国政府に承認されたものだと証言していた。

 これを受けて南ア外務省は翌19日夜「荒唐無稽でこっけいな証言。繰り返し言うが、被告は自らの行為の結果を受け止めなければならない」との声明を発表した。

 声明はまた、南アフリカは、憲法に違反する政権移譲を禁じるアフリカ連合(African UnionAU)や国連(UN)の多数の協定の締約国であり、国境外での軍事行為への関与を禁じる対外援助法も制定されているとしている。(c)AFP