【3月14日 AFP】ロンドン(London)のヒースロー空港(Heathrow Airport)で13日、滑走路上に男が侵入したが、まもなく逮捕された。同空港では、厳重な警戒態勢が敷かれ、航空機の発着に遅れがでた。警察当局が同日、明らかにした。テロとの関連性はない模様。

 警察当局の報道官は、男はエミレーツ航空(Emirates)の航空機に向かって走っていたが、取り押さえられすでに連行されていると語った。また、単独犯だとの見方を示した。

 空港作業員によると、犯行時、男の落とした2つのバッグで小規模な爆発があったという。爆弾などではなかった模様で、男は抗議団体の活動家のようだったという。

 英BBCで報じられた目撃者の話によると、男は空港のフェンスを乗り越え滑走路上に走り出し、最後は警察犬を連れた警察官らに取り囲まれたという。

 また、英スカイニューズ・テレビ(Sky News)は、男が複数の警察官から銃を向けられ、地面に組み伏せられている画像を放映した。

 同空港では14日、エリザベス女王(Queen Elizabeth II)を迎えて、新設された第5ターミナルのオープニング式典が行われる予定。新ターミナルによって、同空港は年間約1億人の利用客に対応できる能力をもつようになるという。(c)AFP