【1月21日 AFP】神奈川県のスーパーマーケットで19日、缶入り飲料2本を盗んだとして逮捕された無職の男(53)が現金900万円以上を所持していたことが発覚し、警察関係者らを驚かせている。

 神奈川県警は19日、川崎市内のスーパーマーケットで缶入り飲料2本(256円相当)を盗んだ疑いで、無職の男(53)を現行犯逮捕した。取調官によると、逮捕後、警察署に連行した男のシャツのポケットが不自然にふくらんでいることに捜査員が気づいた。

 ポケットは手が入るすき間のないよう縫い込まれていたが、男の同意の上で開いたところ、中から袋に入った現金960万円が出てきた。男はさらに別の袋に13万円を所持していた。

 男は調べに対し、銀行は信用できないのでいつも現金を持ち歩いていたと話しているという。大金の入手先や万引きをした動機については明らかにしていない。男は年金暮らしの高齢の母親と同居しているという。(c)AFP